月と雲

闘茶

(2008/08/06 Wed)


闘茶……あまり聞いたことがない、その名前。
お茶を立て、香り・味わい・そのたもろもろを競い合う、お茶の格闘技である。

……と言われてもね。
実感わかないよね(笑)


京都の老舗のお茶屋さんの娘・美希子さんは忙しい。
おかーさんがなくなって腑抜けになったおとーさん・八木圭さんは、家業のお茶屋を閉めたままぐーたらぐーたらと日々を過ごしているからだ。
だから、彼女はおとーさんの代わりにお茶の修行を始めている。
知り合いの和菓子屋さんでアルバイトをしながら…

おとーさんにも言い分はある。
おかーさんが死んだのは、彼ら八木家に伝わる幻の【雌黒金茶】の呪いなのだ。
お茶にかかわると呪いで死ぬのだ。
だからお茶にかかわってはならない。

美希子さんは否定する。
おとーさんは逃げているだけだ、だったら私がその呪いをといてやる!と。

…で台湾へ向かうわけです。
お金もろくにないくせに、なんと行動的な娘さんでしょう。

黒金茶(こっきんちゃ)には言われがある。
その昔、黒金茶には雄(おす)と雌(めす)が存在し、それぞれを守り育てる一族によって受け継がれてきた。
二つの茶葉が出会うことがなかった時代、それぞれの一族は平和に暮らしていたのだ。

……ちょっと待て。
映画を見ていたらそうは思えん。
雄黒金茶を飲むと、戦力が湧きあがり戦いを好むという。
兇暴になるってことでしょ?
しかもそのお茶の優秀性を証明しようとあちこちに戦を吹っかけてきたという。
…どこが平和に、やねん。

まあともかく。
その均衡が崩れたのは、日本からの留学生(いったいいつの時代?)八木宋右衛門のせいである。
彼が雌黒金茶を世に出し、その素晴らしさを誇ったもんで、たまたま行き合わせた雄黒金茶の一族が起こったわけだ。
で、狂暴な彼らは怒りのままに雌黒金茶の一族を滅ぼした…と。
ほら、やっぱり兇暴やんか。

ところが!
この戦乱の中で奇跡が起こる。
闘茶で優劣をつけようとしていた雄黒金茶と雌黒金茶を混ぜて飲んだ(なんでそんなことをしたかは不明)(笑)子供が見る見るうちに龍になって昇天したのだ。
おかげで、両方のお茶を混ぜて飲めば、仙人になれる!という伝説までがくっついて語られることになる。

一方、命からがら逃げ出した八木さんは、一葉の雌黒金茶を持っていた。
それを日本に持ち帰り植えたわけだが、彼の余計なひと言のために雌黒金茶の一族は滅びたわけだから、彼の一族には雌黒金茶の呪いがかかったのだ。
その呪いを解くには、闘茶をして雄黒金茶を負かすこと。
それしかないというのである。

さて。
前置きが長くなった。
この辺のことは漫画で描かれている。
中国の掛け軸に描かれているような絵が動くので、それはそれで面白い。

呪いを解くために単身台湾へ向かった美希子。
そのあとを追う父。
彼女の持つ雌黒金茶を狙うあやしい男(これが台湾で有名な二枚目俳優らしい;頭が青かったけど)
そしてもう一人、謎の女。

たかがお茶っぱ。
されどお茶っぱ。

闘茶の作法とか珍しいものが見られるのかなー?と興味津津で見に行ったのだが、なんというか(笑)飛沫が飛んだり女性が舞ったりまぁいろいろと…CGかな?面白かったです。
決着がどうなるかは言いませんが、闘茶っていうのは自分との闘いだそうで。

茶道に限ればそうかもね。
お釜の前で瞑想している香川さんが妙に格好よく見えたからなぁ(笑)


ただ。
京都の女もそこそこのタンカを切るということが分かってもらえたかな、と思うのと、やたらお茶が美味しそうに見えたのが収穫だった…と思う。


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かがり ◆ setsumami at 2008/08/07 20:09
お茶を飲むと戦闘モードに入っちゃうんですね・・
なんか「酔けん」(字わからん・・・)に似てる様な・・
お茶のルーツは、中国なのねん。
中国や台湾でも、ウーロン茶の親戚みたいなの(爆)飲んだ事あるけど、やっぱりお茶は、日本のが美味しいなぁ〜
京都の女性は言葉が優しくて上品だけど、芯は一番強く、しっかりしてると思ってますよ〜♪怒らせたら一番怖いかも・・(爆) [削除]
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翠雲 at 2008/08/07 23:05
そうそう。
なんか危ない薬をやったように兇暴になるんだそうです。
一方雌黒金茶の方は、桃源郷に来たように夢見心地になるとか。
…どっちにしても危ないお茶ですねぇ。

酔拳はジャッキー・チェンが格好良かったですね。
私も大好きな映画ですよ♪

京女はTPOで南大阪人(河内弁で喧嘩する)にもなれます。
だからせめて外側だけはソフトなんだと思います。 [削除]
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毒薬と老嬢

(2008/08/06 Wed)



DVD鑑賞
1944年 アメリカ映画

ケイリー・グラント
プリシラ・レイン
ジョセフィン・ハル
ジーン・アディア ほか

……なんというか、印象といえば、ケイリー・グラントがうるさい(笑)
役柄とは言え、うるさくてたまらん。

人の話を聞け!
と、ほっぺたをはたいてしまいそうな自分を感じた。

叔母さんたちは優しい♪
叔母さんたちはとっても親切♪
叔母さんたちは近所の人や警察の人にも好かれている♪

…の、おばさんが、実は毒殺魔だった、と知ったら、あなたはどうする?

おまけに、夜な夜なラッパを吹きならして命令する、自分のことをルーズベルト大統領だと思っている弟が一人。
終身刑なのに脱獄したおにーさんが一人。

そういう身内に囲まれていたら?
結婚しようという気になるか?


それが理由だかどうだか…主人公のモーティマは結婚反対を強固に唱える演劇評論家である。
その彼が、隣の家の牧師の娘・エレインに恋をした。
そしてこっそり(サングラスで変装して)結婚登録をした。

あとはナイアガラへ新婚旅行だ!!(当時の流行か?)

と思っている矢先、次々と親族の悪魔のような所業が発覚(笑)
そこへ脱獄囚の兄がとんでもない顔に整形手術して帰ってくるし(笑)

話はシリアスなのだが、全編笑える。
見事な喜劇。

死体が13体も眠る家を舞台に、自分の血筋も鑑みてモーティマーは一時結婚も諦めるが……って最初から考えとけばいいものを。
それに必死で弟を療養所へ送り込もうと必死になりすぎて周りが見えてないんだけど、喜劇としては面白いけど、ピエロになりきりすぎ、と思わないでもない。
彼をよそへやることで、それで叔母ちゃんたちの所業にストップをかけようとしたのか?

手段が目的になって、なんだか可笑しくなって、おいおいそれはないやろ…と突っ込みを入れたくなることもしばしば。
まあ時代性ということで、それは仕方がないか。
こっちがすれ過ぎているのかもしれないし。

一番冷静というか、上品でおとなしかったのは当の叔母ちゃんたちで、周りの正常な(はずの)モーティマーとかその妻エレインの方がやかましーつうか、パワフルつうか。
どたばた喜劇の宿命か。


ただ、よく考えれば、あまりに直接的な表現をするいまどきのホラー映画よりも、よほど面白い。
血が飛び肉が削がれ手足がばらばら…なんていう映画は面白いとか興味深いとかそういうものを感じる隙間もありゃしないよな、確かに。
ただただ一瞬の衝撃のみ。


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私を野球につれてって

(2008/08/06 Wed)



DVD鑑賞
1949年 アメリカ映画

ジーン・ケリー
フランク・シナトラ
エスター・ウイリアムズ ほか


高校野球たけなわの今、それに触発されたわけではないけれど(日常として野球は見ているし)こういうDVDを買っていたことを思い出した。
つまり忘れていたわけだが。

「プロデューサーズ」で大受けして大笑いした私だが、もともとあまりミュージカル映画は得意分野ではない。
嫌いではないが、びっくりするので(笑)落ち着かない。
そんな私がこのDVDに目を付けたのは、「私を…」の曲があまりに有名であること、有名なのに聞いたことがないこと、一度でいいから聞いてみたかったこと、映画が野球を舞台にしているなら大丈夫だろうと思ったこと、などが挙げられる。

まあこれは映画だし、アメリカンだしこういうものだろうが。

野球選手がオフシーズンにアルバイトをするのはわかるとして、歌って踊る…イメージが……わかないゾ。
そしてあのひ弱な体で二塁手…いやその…アニキ(タイガースの4番バッターのこと)程に体を鍛えろとは言わないけれどね、あれでスポーツ選手は…ないだろ?とちょっと思ったりして。
若い女性に簡単に担がれるのはあまりにも情けない、と思うのである。

まあミュージカルだし。
恋愛がメインだし。
そういうことは考えちゃダメ!と思うことにした。

不真面目(?)な野球選手、昨シーズン優勝チームにして今シーズン優勝候補筆頭のウルブルズの花の内野手、ブライアン(ジーン・ケリー)とライアン(フランク・シナトラ)は新しくオーナーになったヒギンズ(女性である;どっかにもこういう映画があったよなー)に反発しつつ惹かれつつ…シーズンを戦う。
いや、不真面目なのは女の子大好き♪でお調子もののケリーの方だけかもしれない。
その中で、恋が芽生え、新しい恋が現れ、怪しげな男たちも登場し…と歌と踊りで楽しく綴る物語。

野球としても見るところはいっぱいで、ニッカー・ボッカーのユニフォームとか、外野の芝生には観客が散歩するかのようにうろうろしていたり(しかも決勝戦だというのに)客席から簡単にグラウンドに降りられたり…当時の風景が見られて面白いのだ。
驚いたのがアンパイアで、一塁塁審も務めていたようで、いまカウントとっていたと思ったら、走りぬけたバッターランナーのすぐ向こうにいて、「セーフー!」と叫んだ。
うわっ、バッターランナーが走るのと同時に走ってきたんとちゃうか、この人、とびっくりした。

キャッチャーもほとんど立っているのと同然。
あれでストライク、入るんかいな?と不思議になるが。
そんなこんなのささいなつまらないところが、非常に興味深く面白く見ることができた映画であった。

ミュージカルだけど(笑)

あ、あと、女性の衣裳がとっても綺麗。
映画の製作は1949年だけど、いつの時代をモデルにしているのだろう?
リアルタイムというならば…戦後直後であの格好?
日本は…食べることに汲々としていたのに。
それもまた、国力の差ということだろう。

だからあんな国とけんかして、勝てるわけがないというのだ…。



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かがり ◆ setsumami at 2008/08/06 15:54
私が見た映画は「ハプニング」です。
この前に、いっぱい書いたのに・・禁止コメント・・(泣) [削除]
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かがり ◆ setsumami at 2008/08/06 15:57
戦後すぐに、おばがバケツくらいの缶に入った、ベーコンを見たそうです。やっぱり同じ事言ってました。
こんな国と戦っても勝てるわけないって・・ [削除]
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翠雲 at 2008/08/06 17:33
ありゃりゃ…申し訳ないです。
私のコメントも時々拒否されますが(インディ・ジョーンズの時、すごかった)ここのブログも困ったものです。
そんなに禁止ワードって、登録していないんですが…。
「ハプニング」はよく宣伝してますね。
行く予定にはありませんが…そうか、面白くなかったですか。残念ですね。
水曜日のレディースディを実施している映画館なら面白くない映画でもまだ許せる(千円だから)んですが…。
残念でした。 [削除]
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ボースン at 2008/08/06 19:07
あーコレ、私も持っています(笑)

時代背景的には、20世紀初頭あたりの設定ではないですか?始球式にセオドア(テディ)・ルーズベルト大統領が来てたし、女性はロングドレス…
確かにあまりに強引な設定ですが(野球と舞台と二足のワラジって…ムチャだよね)、そこを「昔の話だから」でどうにか通したのかなーと思っています。
まぁ、てきとーなストーリーの映画だけど、野球とミュージカルという組み合わせが珍しいのと、素敵な主題歌が残ったので私的にはOKかな(笑)←ミュージカル好き。

ミュージカルと野球というと、あとひとつ「くたばれ!ヤンキース」ってのもあってこちらのほうが評判いいくらいらしいですが、“熱狂的野球ファンが悪魔に魂を売ってプロ野球のスーパールーキーにしてもらう”という話だとか。…どっちもどっちなくらい、ぶっとんでますなあ(笑) [削除]
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翠雲 at 2008/08/06 23:20
悪魔に魂を…とうとうそこまでやっちゃうんですか。
ほんまにふっとんでますねぇ。

確かに時代背景は面白かったです。
こんな野球の方法をしていたのか、といろいろ思いました。
女性の衣装はとにかく綺麗でしたね〜腰も細いし(笑)
ルーズベルトには気が付きませんでした〜でっかいバットを持たされていた人かな? [削除]
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WIND 〜ウインズ〜

(2008/08/04 Mon)



テレビ録画


マシュー・モディン
ジェニファー・グレイ
レベッカ・ミラー  ほか


アメリカズカップにかける若者たちの情熱と、若い恋人たちを描いた、選手んど真ん中(?)の映画。
なにしろ、海が、ヨットが舞台ですから(笑)


映画館で上映されたとき、製作総指揮がフランシス・フォード・コッポラ…ということで、だまされて(笑)映画館に入って来たらしいカップルが多かった。
で、10分ぐらいで耐えられなくなって出ていくのだ。
うん。
ヨットに興味がないと、わけがわからないだろうね。

なにしろ一番の盛り上がりのシーンはといえば、ヨットレースだし、それに勝つための訓練シーンなんて、なにをやっているのかなんでやっているのか何の意味があるのか…わからなければ面白くない。

そしてアメリカズカップ。
なんでアメリカンではなくアメリカズかというと、かの優勝杯はアメリカが作ったのではないから。
やんごとなきヴィクトリア女王陛下の時代、ワイト島を回るヨットレースの第一回目、女王以下英国のやんごとなき方々の前に見事トップで滑り込んだのがアメリカからただ一艇参加したそのヨットだったからだ。
かくして。
英国人に女王が渡すべき優勝杯をアメリカ人が持って帰り…それから長い間(本当にちょっと前まで)世界中の挑戦者を退けてアメリカが所持し続けた優勝杯だからだ。

プライドを傷つけられた英国は、かのサー・トーマス・リプトンを始め、何にもが何度もこのレース、アメリカズカップに挑戦してやぶれ続けた…。


数年前、アメリカで行われたワールドベースボールを思い出した私である。
なぜかと言うと、アメリカが勝つように(強いところと当たらないように)うま〜いこと試合を組んでいたのに、メキシコの頑張り(ありがとう!)で皮一枚で首がつながった日本が決勝戦でアメリカ製のあのやたら綺羅綺羅しい豪勢なカップをかっさらっていったわけだから。
最初からあのカップはアメリカにおいとくつもりだったんだろうね…という噂もしきり。
なにやら超高級なブランドで作らせたカップだったらしいから。



その国の人間のみによって(登録のやり方によって外国人も可であるが)操船され
その国の技術力によって建造されたヨット。

それがアメリカズカップに挑戦する各国のヨットなのである。

だから、単なる遊びではなく(?)自分の国の科学技術・製品の素晴らしさを見せつける場であり、お金もなにもない、ただあのカップを得るだけのために国の誇りを背負って挑む場所でもある。
その費用は…好景気の時に大手企業が寄ってたかってスポンサーにならないと賄えない程であるとしても。
だからバブルの頃に日本は何度がチャレンジし、今となっては人材はもとより資金がないので参加できなくなってしまったアメリカズカップ…。

そのお金のかかり方でよく言われるのは、
「日本海溝に札束を捨てるような」
というセリフ。

これが冗談ではない。

アジアで初めて、というか欧米以外の国で初めて参加したのは日本。
そのためにテレビ界・政財界、たくさんの人が動いた。
それだけ動かないと挑戦なんてとてもとても…。
だから、艇の名前は【ニッポン・チャレンジ】だった。

残念ながら百年以上の熾烈な争いを続けてきたアメリカズカップの歴史に食い込むことは容易ではない。
その壁に弾き飛ばされて、挑戦艇を決めるルイ・ヴィトン・カップ(さすがお金持ちだなぁ)でいずれも敗退してしまったが、あのチャレンジの気持ちは多くの人が共有したはず。
世界に挑む。
あんなにも気持の高揚することはなかった。

さて。
映画に話を戻すと。
不敗神話を守り続けてきたアメリカであったが、オーストラリアに挑戦された時、その神話が崩れてしまう。
アメリカは初めて、アメリカズカップを手放すことになった。
それはアメリカ人にとってあってはならないこと。
信じられないことだった。

だが、負けっぱなしではいられない。
彼らは力を貯え、一からやり直してオーストラリアに挑戦する。
アメリカズカップを取り戻すために。

名門ヨットクラブのプライドとか、資金集めの難しさ。
恋人を取るかヨットレースをとるかで悩む男。
厳しい訓練。
造反。

…いろんな事があるけれど、スポーツというのは、クルーというのは心を一つにして初めて力を得るものだ。
不利な条件から立ち上がった若いクルー。
彼らが掲げるのは、決して膝を屈しなかった幻のインディアン・ジェロニモの旗。
そしてアメリカ建国当時の合い言葉、"我々を踏みつけにするな!"とガラガラヘビのマーク。

ヨット同士の駆け引きも、かなり汚い手というのがあり、ルールぎりぎりでそれをやる。
それらをクリアしながら、相手の風を奪いながら(ヨットですから、風がないと動きません)勝つためのいろんな駆け引きをする。

青い海に青い空。
船首がかき分け飛び散る飛沫。

そんな美しいものだけではなく、手に汗を握るはらはらどきどきのドラマがここにはある。

ところで。
このヨットレースに挑戦する各国は、とりあえずスポンサー入るけどお金は欲しい。
あるだけ有難い。
だからグッズ販売とかするんだけどね。

…かつていつの大会だったか、イタリアチームはグッズを一切売らなかった。
理由は。
そんなことせんでもお金はあったから。

そう。
超有名ブランドがバックについていたわけですねー。

なんか腹たつなー。

挑戦艇を決めるための予選を主催するルイ・ヴィトンですら、いろいろ商品を出して(これがまた馬鹿高いんだ…)いるというのに。
(私がどうにか手に入れたのは、オークションで格安で出ていたスカーフぐらいだ)


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かがり ◆ setsumami at 2008/08/04 22:05
ルイヴィトンカップ商品高いですよね・・(ため息)
昔はゴルフが金持ちの道楽って言われてましたが、今は誰でも出来るスポーツになった様な気がします・・
でもヨットって相当お金持ちじゃないと出来ないですよね。
そういう意味じゃ、ちょっと豪華な映画なのかしら?
ところで、昨日また映画を見て来ました。インディーと迷って見た映画だったんですが、これが限りなくB級映画でした・・(泣)
1800円返せー!って感じです。
さっき、禁止コメント・・って表示が出て書き込めなかった。
ヤバイ言葉は使ってないつもりだったんですが・・(爆) [削除]
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翠雲 at 2008/08/04 23:44
こんばんわ、かがりさま。
ここは禁止コメントとかTB不可とか…ときどきわからないことが起こるブログなのです。ほら、前もコメントが反映しなかったり。
すみません。
許してやってください。

内容は、お金を集めるために紛争する様子とか、必死にトレーニングするさまとか、主役の二人の「ヨット?それとも私?」「仕事?それともヨット?」みたいなせめぎあいがあって面白かったです。
決して金持ちの豪華な映画ではありません。
どっちかというとスポ根に近いだろうか…?

ヨットは…ディンギーとかエンジンの付いてないヨットだったら、都道府県や市町村が持っていて、安くレンタルしてくれるところもあるのですが、まあ珍しいかもしれませんね。
かつては琵琶湖(滋賀県にレンタル)や大阪北港(大阪市にレンタル)でヨットを借りて乗ってました。
数百円、の世界でしたね〜。シャワーとか施設も使えたし。
今はどうなんだろう?
橋下知事のおかげで潰されているかもしれない…贅沢、とか言われて。

で、なんの映画を見てきたんですか?
興味津津やなぁ。
後で伺います♪ [削除]
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ボースン at 2008/08/06 14:42
うーん。なつかしいですねー。しかし大昔見た筈なのに全く細部が思い出せないあたりが、完成度がどうだったか…ですかね(笑)
毎年なんとか一度はディンギーに乗りに行ってた時代が夢のようです(もう体力ないし…)。

ところで、きょうテメレアとリナを発送しましたのでよろしく。ついでに前送ったDVD、なんというかその…リージョンの壁超えるためアナログなダビングを行ったのでチャプター位置が適当(10分ごととか)になっちゃってることはお伝えしてましたっけか…まあ、割とどうでもいいことですが(笑) [削除]
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ボースン at 2008/08/06 14:48
ちなみに大阪北港のヨットハーバーはまだ存続してますよ〜。市立だし。
幸いにして(!)橋下知事であり、橋下市長ではないですから(笑)

確認してみたらトッパーの方はまだ1h900円でした。がんばってるな〜。シカーラは1100円だけど、二人で乗る前提の大きさだから、十分お安いですよね。…問題は、この値段でレンタルする前に、いかにオカネをかけずに基礎知識&技術を仕入れるかですが。 [削除]
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翠雲 at 2008/08/06 14:53
懐かしいですよね。
ヨット熱に浮かされて、(お金もあったし)勢いで作った映画だと思います。
勢いはありましたね、映画にも(笑)
ただ、アメリカ=NO1!みたいなところもあったんでどうかな。

毎年ディンギーの乗っていたのが懐かしいです。
あのときでもお腹はすくわ、帰りの電車では爆睡するわ、でしたから、今は到底ついてゆけまい…と思います。

本の発送ありがとうございます。
いつもご足労をおかけして申し訳ないです。
見るときは細かいことは気にせずに、ざーっと見ますので、ご心配なく。 [削除]
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翠雲 ◆ tukigumo at 2008/08/06 15:16
そうかー。
あそこは市立でしたか。(って自分でも書いてましたね。やれやれ)
あれもこれもやめてしまえ・ぶっつぶせー!みたいな報道が流れてきますので、あれもこれもなくなったんでは?と思うんですよね、大阪については。
そうかーまだ青少年の育成に頑張っているんですね。 [削除]
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細雪

(2008/08/01 Fri)


DVD(友人からのレンタル)鑑賞

1985年
東宝創立50周年記念映画。

谷崎潤一郎原作の小説を市川昆監督が美しい映像にまとめた。
美しい大阪の四姉妹(+α)の物語である。

船場で育ったええとこの嬢ちゃんたちが、それぞれの道を見つけて道を分かつ。
彼女らの別れが、同時に時代に終止符を打ったのかもしれない。


長女・鶴子…岸 恵子
次女・幸子…佐久間 良子
三女・雪子…吉永 小百合
四女・妙子…古手川 裕子

いずれ劣らぬ美しさ。
…というかね。
この四人が着物で着飾って並んだ立ち姿、あるいは桜並木を歩く姿、その美しさにはため息しか出なかった。

また、雪子の花嫁衣装を全部出すシーンがあって、その豪勢なこと!
こんな着物は今のご時世では作れない。
という鶴子のセリフもあったけど、いや〜現代でも無理でしょう・
なんと大胆で繊細で煌びやかで…気品があって、美しいことか。
これを着こなせる日本女性も少なくなったってことでしょうか。


さすが谷崎文学!
というべきか、
さすが市川監督!
というべきか。

何が素晴らしいって、最初は「京都の花見」から始まり、秋の紅葉、冬の雪、そして別れ…と物語は展開するわけですが、この花見!
嵐山の料亭で、障子越しにピンク色が美しいこと!
これは桜の色なんですよね。
桜の色が障子に映っているわけです。
なんて綺麗な映像なんだろう。
桜そのものを見せるわけではなく、桜の色をほんのりとのぞかせる、みたいな。

そして平安神宮の紅しだれ。
京都の桜といえば、紅しだれでしょう、やはり。
それをたっぷり堪能させてくれます。

秋。
秋は大阪の箕面に紅葉狩りに行くわけです。
雪子さんのお見合いにかこつけて、なんだけど…一度行ったことがあるけど、印象深いのは"兇暴な猿にご用心"の看板です。
確かに…猿は怖い。
箕面の猿の凶暴性は結構有名だそうです。

そして紅葉といえば、京都の嵐山。
この別宅の入口…ううん?どっかで見たことあるぞ、とか思っちゃいけないんですよね。
夢が覚めてしまうから(笑)
自然の美しさ、四姉妹の美しさ。
相乗効果でとっても綺麗でしたね。


実は、ストーリーはまったく知りませんでした(笑)
本も読んでませんでした。
今回、本とこのDVDを同時に友人からレンタルしました。
本も読み始めてますが、先にDVDを見てしまいました…まあいいけど。
原作は原作で楽しみだし。

谷崎さんの文学作品というのはね…高校生の頃に「源氏物語」の訳を読んで挫折したんです。
こんなん、訳に訳が要るわ!
と叫んだとか叫んでないとか…

借りた原作本も昭和60年の出版で、ぎっちり文字が詰まってますわ〜でも面白いから苦にならない。
柔らかい関西弁は非常に読みやすいもんです。
言うなら映画もとても見やすいです。

へぇ〜?
ふぅん?
そやかて…!

って、この四人姉妹が主人公だから、関西弁でも柔らかい女ことばでストーリーがつづられるわけですからね。
すごく聞き取りやすいし柔らかいし、ヒステリーを起こしても癇癪を起してもそんなにきつく聞こえない。
相手もすぐになだめるし(笑)
「そんなことあらへんて」
って…とにかく柔らかい。
やさしい感じを受けます。
大阪弁ってしゃっきりはきはきだけじゃないんですよね。
他地方の人は関西を全部ひとくくりにしているみたいだけど…。


四姉妹は大正時代にはそりゃもう船場をぶいぶい言わせた船問屋の蒔岡家のご令嬢なわけだけれど、昭和の初期、戦争の足音がしっかり響いている(電車や列車で兵隊さんがちらほら出てくる)時代には、すっかり落ちぶれて、のれんも他人様に売り渡している始末。
本家はまだ大阪の上本町にあり長女鶴子が婿養子を迎えて守っている。
次女幸子はやはり婿養子を迎えて芦屋に分家を構えている。
落ちぶれたりといえども、どちらも女中を複数雇って生活している様な家である。
だいたい…自分たちの生活費がどうとか収入がどうとか、ぜんぜんわからない人たちで、稼ぎと家計の保持はどうやら婿養子どのが担当している様子。

はぁ…おじょうさまやね。

そのなかでも、三女・雪子の結婚問題(何度見合いをすることか!しかもやるほどレベルが落ちてゆく気が…)四女・妙子のスキャンダル。
そういうものに振り回され、昔の栄光にしがみつく嫁さんたちを持った婿養子二人の苦悩とか、息抜きとか(笑)同時進行で進んでゆきます。


もーどーすんのよ!
と、放りだしたくなりながら、放りださないのは家族の姉妹のきずなの強さでしょうか。
すぐ仲直りするんですよね。
そして、「姉妹は仲良くしなくっちゃ」というセリフが出てきます。
ああ、本当に。
そうだよねぇ。
そう思います。

ラストは別れのシーン。
それぞれがそれぞれの道を、人生を歩んでゆかねばならないのです。
「今年は京都で四人揃ってのお花見はできひんねぇ」
と長女・鶴子の台詞が胸にこたえました。

戦況は悪化、彼女らが再び手を取り合い言葉を交わすことができるかどうか…それが難しいことを知っている、奇跡を呼ばなくてはならないことを知っている私たちにはその別れがとても重いものに思えます。

う〜ん。
本当に、綺麗な映画!
さすがです。


ああ、そうだ。
ただひとつ。
監督の意思に反して、今なら皆笑っちゃうだろうセリフも…
格式を重んじる蒔岡家の法事。
時節柄盛大にはできないとのことで、取り寄せたお弁当が、目いっぱいいいところの…「船場吉兆」
当時は凄かったはず。
こんな(今のような)はずじゃなかったはず。

時代の残酷さを垣間見ました。


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睡蓮 at 2008/08/01 19:31
これは、エモやんの初出演映画ですよ!ほとんど台詞無しですが。(笑)
原作はちょっと冗長気味だけど、映画は上手く四季にまとめましたよね〜
昭和10年頃って、戦前で一番豊かで華やかだった頃だそうで、これ以後、どんどんと戦時色が強くなり物が不自由になっていく、そのギリギリの頃だそうです。
たしかにそんな気がしますよね〜この映画を見てると。 [削除]
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翠雲 ◆ tukigumo at 2008/08/01 21:41
何がしたいのかよくわからん華族の次男坊さんですね。
45歳…老け役だけど吉永小百合の相手役だもん、文句を言うたらあかんのやろうね。
この四姉妹が戦争をどうやって生き抜いたのか、はたまた生き抜けたのか、とても気になりますね。
あれだけの華やかな世界を見せられてしまうと。
歴史を知っているものが見るから辛いんかなぁ…? [削除]
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睡蓮 at 2008/08/02 01:53
大阪は大空襲を受けますしね。東京も一面焼け野原になるし・・・
芦屋ぐらいは無事だったのかな。神戸は西の方が被害を受けたと聞きました。
無事に終戦を迎えられそうなのは芦屋の幸子夫婦ぐらいかなぁ。 [削除]
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翠雲 at 2008/08/02 20:26
「ほたるの墓」とか、今年の春にやった空襲のドラマとかを見ているとね、到底そうも思えませんけどね。
供出、そして勤労奉仕。
栄養不足に神経衰弱…。
あの体の弱い幸子さんが保つんだかどうだか…疑問です。
雪子さんとか妙子さんは大丈夫そうだけど。 [削除]
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DE〜LOVELY 五線譜のラブレター

(2008/07/30 Wed)


友人からのDVDレンタル

2004年公開
ケビン・クライン
アシュレー・ジャド
ジョナサン・プライス 

ロビー・ウイリアムス
シェリル・クロウ
エルビス・コステロ
アラニス・モリセット ほか



とっても綺麗な映画でした。


生涯に870もの曲を作曲し、数多くのスタンダード・ナンバー(私でも聞いたことがあると思う曲が数多!)を生み出した天才作曲家・コール・ポーターとその妻、リンダの半生を描いた映画である。
設定が面白く、死に瀕したポーターが、自分の多くの曲の発表の場であった劇場の客席に座りながら、自分の半生を劇を見るように観てゆくのだ。
作曲家だけに、中身はミュージカルってことで(笑)
しかも、自分に都合の悪いところ(辛い思いで、人生における失敗の思い出ってやつだね)は見たくない、住んだことだ、とやり過ごそうとするのだが、隣に座ったじーさん(死神?それとも天使?どっちも似たようなものだが)が「指示するのは私だ」といって聞きやしないのだ(笑)
おかげで我々は、彼の人生のおける明暗をすべて見ることができるわけだが…。

金持ちのポーター家のぼんぼん、コール。
彼がパリに遊学(?)していた1920年、彼はリンダと出会う。
彼女は「パリで一番美しい未亡人」と噂される人だった。
二人はたちまち恋に落ち、そのままリッツホテルでゴールイン。(いろいろ妨害はあるが、そんなものは二人の愛の力ではねのけるのだ)

しかも、リンダは夫となるコールの性癖を承知の上のことだったのだ。

その性癖とは、"男好き"ということ。
かなり有名らしくて、友達の中にはそれを助長しようとする(本人はあくまで好意のつもり)屋からまでいる始末。
でも、できた妻・リンダは文句を言わない。
「私はあなたを愛している」
でも、
「私のようにあなたは私を愛さなくてもいい」
だって。

この夫婦は二人の「夢をかなえるために」協力する夫婦なのだ。

才能を持っていながら表に出すことができない夫・コール。
それを栄光の道へと導くためにあらゆる努力をする妻・リンダ。
だけど、そこに愛がないわけではない。
二人は深く愛しあっている。

「女性に対する考え方が違うだけだ」
というコールは、男性も好きだけど女性も愛せる、という人だったんだろう。
愛に男女の違いがない、という人なのかもしれない。

パリからヴェネチアへ。
そしてニューヨークからハリウドへ。
どんどん頭角を現すコール。
そして同時に二人にはいつの間にかすれ違いが…。

物語の途中に歌って踊る数々のヒットナンバー。
それは曲を知らなくても乗りが良い。
とっても良い。

それに衣装や演出の楽しいこと♪

二人の間にすれ違いがおこっても、夫の性癖が妻を悩ませる、という愛憎劇に走らないのが面白い。
人間と人間としての結びつき。
そんな感じを受けるのだ。

別れを前にした二人。
旅立つ妻・リンダのためにピアノの弾き語りするコールのシーンがとっても感動的だった。
ああ、この曲は知っている。
あの有名な……
そう思いながら。

二人は本当に心から愛しあっていた、あるいは言葉を換えれば、心から互いを尊敬しあってきたんだなぁ、としみじみ伝わってきたのである。

あそこで、あんなにわかりあえた二人が別れなければならないなんて、人生はなんと皮肉なものだろうか。
それとも、命の灯が消える寸前になって初めてそうなるのだとしたら…。

いやいや。
最後はハッピーエンド。
ガブリエル(おっとっと)もそう宣言したことだしね。
ハッピーエンドで幕は下りるのだ。


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睡蓮 at 2008/07/31 01:11
結婚式の披露宴でロビー・ウィリアムスが歌ったテーマソング「DeLovely」が好きかなぁ。ノリノリで歌ってましたもんね〜
コール・ポーターの曲は好きなんですが、こういう人だったとは知りませんでしたよ・・・ [削除]
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翠雲 at 2008/07/31 09:21
私などは、曲しか知りませんでした。
作曲家のことは二の次…いや、ぜんぜん興味なし(笑)
別れを覚悟したときの、ピアノで弾き語りをするあの歌。
有名だけど、ああいう歌だったのかー!と改めて認識しました。
確かにさびしげな曲だなぁとは思っていたけれど、感慨深いです。 [削除]
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かがり ◆ setsumami at 2008/07/31 13:32
コール・ポーターって実在の人なんですね?
じゃ、実話を元に作ってある映画なんですね。
死に瀕してるのは、ポーター?それとも妻?
旅立つ妻ってあるし・・わかんないよお〜(泣) [削除]
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翠雲 at 2008/07/31 17:09
かがりさま、こんにちわ。

コール・ポーター氏は実在の人です。
ちょっと昔の人ですが…パリでの映像は、実に華やかで良かったですよ。
ストーリーの最後の最後、要になるところなのではっきりとは書かなかったのです。
これから見ようという人のために…つうことで、どうか察してくださいまし。

*二人の別れ
*旅立つ妻
*命の灯の消える寸前

以上のヒントで多分お分かりと思います。よろしく♪(あ、なんか全部しゃべっちゃったような…) [削除]
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クライマーズ・ハイ

(2008/07/16 Wed)

クライマーはそのまま、登山者のこと。
ハイ、というのは「ハイになる」という言葉そのもの、激しい興奮状態に陥ること。

登山者がハイになる、というのは、初心者(あるいはそれに近い人)でも、山登りに興奮してしまい、がんがん登っちゃう、ということ。
ベテランを差し置いて、どんどん行けてしまう、ということがままあるらしいのだ。
そのクライマーとは。

主人公、群馬県の地元紙・北関東新聞の記者・悠木(堤真一氏)。
社内(販売)の友人の安西とは山仲間であり、安西は彼の師匠でもある。

安西との登山の約束の当日、あの事故が起こった。
そして悠木は、ハイになる。
新聞に命をかける人間たちの、普通ではない状態。
つまりは、その一週間を描いた映画である。

新聞記者って…大変だろうなぁとは思っていたけれど。
心身ともにタフでないと務まらないのだよね。

記事を巡って怒鳴りあいなんて日常だし、殴りあいまで発展することもあるし。
後輩(部下)は身を挺してでもそれを止めなくちゃいけない。
「関係ありませ〜ん」なんて事なかれ主義(会社組織には結構ある)ではやれないのだ。
そうか。

上司と部下、仲間。
そういうものが一瞬にして吹っ飛ぶこともあり。
内部の喧々諤々のさま、紙面を決めるのに迫力(=パワー)で押し切る強さ。
若い力の噴出。

すごい躍動的な職場ですねぇ、と。

すごいわ。
こんなん勤まらへんわ…勤めてないけど、とおもう私であった。

早死にしそう。

安西は、もしかしたら、がんがん行きがちな悠木のブレーキになろうとしていたのかな?と後でふと思った。
縁故入社みたいな風をにおわされて…一匹狼な悠木。
まぁね。
縁故入社って結局自分の足かせですから。
それが特典になる会社の方がどうかしているから。
(公務員じゃあるまいし)(笑)

その原因の一端らしいのがこの新聞社の社長である。
社長…その一言が文字通りツルの一声の犬マニアの社長…あたり役なんだろうな。山崎努氏は。
「マルサの女」を思い出す。

この人のは、"坊や"に対する愛情ではなく、"坊や"にまで捨てられたらどうしよぅ〜とさびしがっているように思えた。
だから、綱を緩めたり曳いたり…様子を窺っているのか。

過労死問題もさほど言われていなかった時代なので、安西さんが過労死したとしても会社や世間はさほど同情してくれなさそうだ。
家族が受け取るべき死亡保険(会社は社員に対しては必ず掛けてその保証額も知らせることになっている。)をネコババした会社もあったしね。

必死で苦労してゲットしたネタも、新聞に間に合わなかったり裏が取れずに落とされる…のはすごく悔しいだろう。
でも大なり小なり、会社にはそういう側面はある。
自分が素晴らしいと思って提案したものでも、必ず喜んで受け入れられるとは限らない。


新聞の使命とは何か。
そんな大義を振り回している映画ではない。

地元のことは地元紙が一番詳しい。
一番知っていなけりゃいけない。
そのことだけはなにかずしんと来た。

かの阪神大震災で神戸新聞が壊滅的打撃を受けたとき、京都新聞社が力を貸して新聞紙作りを手伝っている。
そのため、神戸新聞はあの震災時も、一日も休まず発行されたという。
そう。
人は何かあったときの情報を、やはり活字に、新聞に求める。
新聞を信じ、新聞を頼りにする。
それも地元紙だから、一番詳しいはず、という意識が動いているはずだ。



1985年8月の日航機事故。
…日本が忘れようとして忘れられない事故だ。
自分の知り合いが乗っていたわけでなくても。

これをストーリーの中に組み入れてきた、と言うだけでもたいした映画だろう。
下手なことは書けないよ。

いまだに、直後の捜査の謎(墜落現場をわざと隠そうとした節がある。地元の捜索隊の人が言うように、もっと早く到達できれば生存者はもっと増えていたと言われている。生存者の証言によると、墜落直後あちこちで人の声が聞こえた。次第にそれが消えていった=死んでいった、ということである。)も解明されていない現代である。
すぐに駆けつけてはいけない、助けてはいけない、なにがあったのか?


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cyaz at 2008/07/17 17:38
翠雲さん、こんにちは^^
TB&コメント、ありがとうございましたm(__)m
暑い宵山、涼しい映画館・・・ですね(笑)?
一度書いたコメントがどうも禁止ワードに引っかかったようで(汗) もう一度書いていますが、あの悲惨な事故というよりは文屋さんたちのネタ争奪戦と一面記事争奪戦みたいな感じでしたね! 上司に向かう姿にはある種癒されましたが(笑) [削除]
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翠雲 ◆ tukigumo at 2008/07/17 21:32
ネタ探しで夏のさなかに山に登って、現場の悲惨さにショックを受けて、精神までやられて…それと引き換えの記事なんて、と思うんですけどね。
そういうことが平気にならないとブンヤさんは務まらないのでしょうか。
上司には向かうというか、ここではみんな一線上!みたいな所は本当に嬉しかったですね。そこまで言えるのか!(私も)言いたい!みたいな…?(笑)
コメントありがとうございます。 [削除]
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かがり ◆ setsumami at 2008/07/21 23:26
あの日航機事故をベースにしてる映画なんですね。
実話を元に作るって、物凄い大変でしょうね・・翠雲さん、おっしゃる様に、下手な事は書けないし。
夜の捜索でしたから大変だとは推測出来ますが、もう少し早く救助に行けたら助かる命もあったでしょうにね。助けてはいけない何かがあったとしたら、これは国の責任ですよね。
しかし生存者が女性のみって、女性って男性より生命力が強いのでしょうか・・ [削除]
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翠雲 at 2008/07/22 00:19
話の主筋は、あの事故をいかに取材しいかに書くか、と駆けずり回り飛びまわり…ドロドロになって戦った新聞社の記者たち、その周囲の人たちを扱っていました。
事故に関しては、問題を定義したり深く追求したりはしていなかったです。今、できないのでしょうね。それができたらとっくにやっていると思うし。

ただ、あれから20年以上もたっている現在、いろんな疑問があることは事実のようで、私もいくつかの本を読みました。

簡単にいえば、人の命より守るべきものがあると考えるのが、国の組織の上部の方々、のようですね。(この事故だけに限らず) [削除]
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Matthew at 2008/07/27 13:47
翠雲さん、こんにちは。
TB送らせていただきました。よろしくお願いします。
原作は読んでいないので、わかりませんが、結局、安西は過労死してしまったのでしょうか?
息子は出てきましたが、実際のところ、そのまま息をひき取ったのか、どうだったのかが分からず、その点がちょっと「?」と思いました。原作者の横山氏が、当時群馬の新聞社に勤めていたということで、どこまでが真実で、どこからが虚構なのか、考えて観てしまっていました。 [削除]
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翠雲 ◆ tukigumo at 2008/07/27 23:49
Matthewさま、こんばんわ。
お元気でしたか?

TB、見当たりませんねぇ(笑)
う〜ん、どこで迷子になっちゃったんだろう?
(最近このブログはこの手のミスが多いので困ります)
申し訳ないです。

私も原作は読んでいません。たぶん読まないと思います。
安西氏は…息子との会話の様子からだと、多分過労死してしまって、しかも会社からの補償とかほとんどなかったのではないかな?と思わせましたね。
ひどい話ですが、当時としてはそれも普通だったのかもと思います。(倒れるときは会社で、ってまじで言ってましたからねぇ。会社から病院へ搬送されるようにって)
私は事実と虚構をあまり考えずに見ました。まるきりわからない状態で見に行ったので、それはそれで良かったのかもしれませんね。 [削除]
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REBECCA 〜レベッカ〜

(2008/07/11 Fri)

友人からのレンタルDVD

ローレンス・オリヴィエ
ジョーン・フォンテイン
ジョージ・サンダース
ジュディス・アンダーソン 他

1940年アメリカ映画
モノクロ

有名な映画だし、大体のストーリーも知っていたけど、観るのは初めて(笑)


フランスの避暑地で出会った男女が、恋の炎を燃えあがらせ、身分の差もなんのその、結婚を遂げた。
男はコーンワルにマンダレイ屋敷を構える大地主で大富豪。
女は身寄りのない、使用人。(金持ちの奥さまの旅のお伴などをする)

二人の愛は永遠に思えたが、単なる身分差では言い切れないものが、彼らの新婚生活には存在していた。
海で事故死した先妻・レベッカ。
その影が、屋敷のいたるところに感じられるのだ。


う〜ん。
普通の女性、しかも一般より貧しい。
とりあえず自分が働かないと生きてゆけないという厳しい境遇の女性が、一躍英国紳士のしかも大金持ちのお屋敷持ちの"奥方様"になるわけですから、苦労は目に見えている。
今でも、英国は特に身分差・階級差というのが激しい。
言語(イントネーションなど)まで違うぐらいだから。
その中で玉の輿、はつらいでしょうねぇ。

でも、お屋敷の執事や税理士やボーイやメイドはさほどではない。
新しい、"何も知らない"奥さまに優しい。
問題なのは、前奥さま付きのメイド。
いまや押しも押されぬハウスキーパー(メイドを束ねるトップで、あちこちの部屋の鍵も預けられている管理職)であるダニー。
そう、彼女こそがコワイ…。

そもそも奥さま付きのメイドというのは、本当に専用メイドで奥さまの用事しかしない。
で、結婚のとき、実家から心やすい人が付いてくるものらしい。
それこそ、奥さまが幼少のころから、下手をすれば生まれたころから知っていたりするから、始末が悪い(?)

愛なくして嫁がされる場合、こういう人は奥さまの心のオアシスなんだろうなぁ。
唯一の味方!みたいに思えるだろう。


だけど、だからこそ、奥さまが亡くなったら引退するとか…しといたほうがいいんじゃないの?と思うのだが。
だって、後妻さんだってくるだろうし、へたすりゃいじめられて叩き出されるよ。

この、ヒロインのように気の弱い、遠慮しいしいの女性ばかりとは限らないし。

…で、このハウスキーパーに目いっぱい苛められるヒロイン。
ほんまにヒロイン(笑)
いくら戦前でも、こんなに気弱でどーする?!とこっちが思うのはどうなんだろう?

若くて初心だから、おばさんパワーが出せないのだろう、多分。
女も年を食って経験を積めば、あんなハウスキーパーのひとりやふたり…って思うんだけどな。

旦那が家のことは奥さんに任せっきりで口を出さないというのは、薄情なようだけど仕方がない。
役割分担、ということもあるし、旦那が何もかもやっていたら、逆に奥さまの権威が確立できなくなる。
あくまでもバックアップ(後ろ盾)はするよ、というところで、あとは自分で努力しなさい、というのは当然だろう。
まあ慣れていない環境だから…可哀そうだけどね。

どちらにしても、ちょっと頼りないというか…
まあ泣いているだけのヒロインではない、というのはあるけどね。
変なところが強情だし(旦那さんに止めろ!といわれても止めないあたり…)


でも、未だに前の奥さま・レベッカのイニシャルがあっちにもこっちのも残っているというのは気分が悪い。
あれもいやがらせか〜と思うけど、そうなると逆に、嫌がらせにしては弱い(笑)と。


それとも、私がこういう風に思ってしまうことも時代性かもしれない。
いかにアメリカであっても、戦前の女性はこういう風に頼りなくかわいらしい(?)ものであったのかも。


さて。
事故死したはずの奥さま。
仮装パーティー(「風と共に去りぬ」みたいでかわいかったのにな〜あの仮装)の夜、遭難船が出たことで港は大騒ぎ。
その捜索途中でその船が発見され、埋葬が済んだはずの奥さまの遺体が発見されてしまう。

しかも水夫以上にセーリングが達者だった奥さま。
なぜ事故を起こしたのか?
船には怪しげな工作の跡が見られる…

その翌日、マキシムの衝撃的な告白を受け、ヒロインはよよよ…と泣き崩れるかと思いきや!

…いや貧血を起こして法廷で倒れたりしますけど、現実としてあんまり役には立ってないみたいですけど、とりあえず「私はあなたの味方よ」ということで、旦那様を励まして。
ラストは意外な展開に。

あ〜あ〜あのハウスキーパー。
子離れ、もとえ、"お嬢様(レベッカのこと)"離れができていなかったんですね〜。


ちなみに、ローレンス・オリヴィエは年を取ってからの方がいいような…


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睡蓮 at 2008/07/11 23:26
確か、このヒロインは名無しなんですよね。「私」なんです。
デンバーズ夫人は怖かったわぁ。無表情だし・・・
ヒッチコックの映画の中でも、これはけっこう好きな映画なんです。
Last night I dreamt I went to Manderley again.... [削除]
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翠雲 at 2008/07/12 23:10
面白い映画でした。
噂にたがわず、というところで。

私は、彼女の"見た目"は怖くなかったんですけどね。
もっと凄い強烈な意地悪をするのかなー?とドキドキしていたので、そのせいかも。
ただ、前妻(レベッカ)の幽霊が屋敷の中を歩き回ってます〜とか言われたらかなり怖いと思う。
ラストのあの行動力は確かに怖いけど、今だったら奥さまを殺してから火をかけそうですよね。そのほうが怖い。

私だったら…とりあえず、すぐお祓いとかしそう…(笑) [削除]
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新着コメントのおしらせについて

(2008/07/10 Thu)

最近、新着コメントが表示されず、ご迷惑をおかけしております。

何度もプログの担当者に相談していますが、原因も不明で改善できないとのことです。(困ったもんだー)

こちらで見逃さぬようにチェックをしてお返事を書かせていただきますので、レスが遅れることがあるかもしれませんが、なにとぞご了承ください。



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かがり ◆ setsumami at 2008/07/10 21:51
はい了解しました〜!
でもそんな事ってあるんだ〜?
フルブロ!しっかりせい!!(怒) [削除]
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翠雲 at 2008/07/11 08:57
かがりさま、おはようございます。

ほんまに、困ったもんですわ〜。
どんどん悪化してますもん。
既存機能なんだから、しっかりしてほしいですよ。 [削除]
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